2008年11月6日木曜日

1人の人の役割

明治になった後の、西郷隆盛・大久保利通・木戸孝允を見ていると、
なんかかわいそうになってしまう。

もう彼らの役割は、明治維新という名の革命を成し遂げたところで終わり。
人が為し得る仕事量を、その期間でやり切ってしまっただろうから。

1人の人の役割なんて、大抵は期限付きで、
大きなことであればあるほど、少なくても完了の時は、
見極めて区切りをつけてしまう。
そして、余暇と取らせたり、他の役割に移ったり、でいいんじゃないか。

逆に言うと、
永続させたいと思うものであれば、
始めた人がどれほど偉大であっても、
後継者が育たなければならない。

世襲やら、ポストの用意やらで、
いつまでもしがみついてたり、
ずっと同じ役割を果たすように、
周りが要求するするなんて社会の慣習は、やめにしよう!


歌舞伎は血で踊る、なんてことを聞いたことがあるけど、
そんな類は世の中ではまれで、
ずっとやっていること、世襲なんて、弊害の方が大きい。
なぜなら、状況は変化をやめないし、人もずっと同じ状態ではいられない。
偉大な人が子々孫々、同じ家から出てくることは、むしろあり得ないなんだから。

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