2010年12月29日水曜日

変革の時でも停滞させてはいけない

政権交代の影響が一つ。
官庁・自治体からの、いはゆる公共事業は見直し・縮小・削減の動き。資金源はもちろん税金や郵貯・年金なんか国民の資産なんだから、ムダ使いなんてもっての他、必要性を見極めて、賢く計画してもらわないといけない。
他面では、その公共事業を仕事にしているのも国民。発注して働かせて完成しても、代金が支払われなければ、商売は立ち行かなくなる。干上がってしまう。仕事があって、上手く回っていくだろうと思っていたのに、倒産しなければならない。変革の時であるのは確かだろうが、これまでの流れがやり残しだってあるだろう。関わってる人達だっている。そこを完全に停滞させてはいけない。落ち度のない人を不幸にする。

2010年12月28日火曜日

「心理的な孤独」


この写真、かなり衝撃的。

「年末年始恐怖症」強烈な孤独感から自殺する人も (夕刊フジ)
 Nさん(30)は年末年始が怖い。毎年、強烈な孤独感にさいなまれる。周囲が帰省だ初詣でだと浮かれる中、彼のように孤独に耐える人は意外に多い。耐えきれずに自殺する人も少なからずいるという。

 独身で恋人もいない。彼が子供の頃に両親は離婚し、それぞれ再婚していることもあって、どちらの実家にも帰りづらい。結果としてNさんは、毎年正月休みになると、自宅のワンルームマンションで過ごすことになる。

 普段は仲のいい友人や同僚も、この時期は彼の相手などしてくれない。正月休みの1週間、彼は完全な孤独状態だ。

 ・・・・・

 横浜相原病院院長で精神科医の吉田勝明医師が解説する。

 「実際問題として、年末年始にNさんのような状況から自殺に走る人は多い。原因として強い孤独感があるのは事実だが、その背景には新しい年への“気持ちのリセット”がうまくできないという問題がある」

 特に日本の正月には他の月初めと異なり、身の回りのあらゆることをリセットするという意味合いがある。Nさんのような人は、これがうまくできないのだ。

・・・・・

  「普段は会社のために頑張っているんだから、年末年始くらいは自分のために自由に過ごせばいい。今しなければならない仕事はないんだから、こんな時こそ自由に時間を使ってほしい」と吉田医師。

 1週間後には嫌でも会社が始まる。そこにはストレスも待っている。それまでのほんのひととき、心安らかに、自分のために過ごしましょう。よいお年を-。(長田昭二)[ 2010年12月28日17時00分 ]



こういう記事を読むと、「人が一人でいるのはよくない」という旧約聖書の言葉を思い出す。

結婚する、家族を持つ、友達を作る、こういうことをするのは、
つまるところ、人は1人では生きられない、だから孤独を感じないため。

ただ孤独を感じないために、何も考えず、何も行動せず、ただ待っているだけでは、叶えられない。
努力やら工夫やら問題解決やら、そういうものが必要になる。しかも間断なく。
そこを見落とすと、人といつも一緒なのに孤独を感じるようになってしまう。

だめだ、否定的な方からしか考えられてない。私にもリセットが必要。。。


2010年12月27日月曜日


わが友マキアヴェッリ―フィレンツェ存亡〈1〉 (新潮文庫)

ヴェネツィアの次はフィレンツェ。
塩野七生の世界にどっぷりだね。


 現代イタリアに、イタリア古文の現代語訳というものは存在しない。ために、私も、日本人から、五百年も昔の史料を読むのは大変でしょう、と感心されるたびに、なんとも複雑な気分にさせられる。大変なのは、中世風に変型したラテン語や、現代イタリア語とは相当にちがうヴェネツィア方言の場合で、フィレンツェに関するかぎり、大変だなどと言ったら、イタリアの小学生に笑われるからである。
 現代イタリアの標準語は、フィレンツェやシエナを中心とするトスカーナ地方の、言ってみれば方言が、主体となってできている。ところが、このトスカーナ方言たるや、ダンテやボッカッチョやロレンツォやマキャヴェッリのおかげで、あの時代にすでに完成してしまっていて、それが今日まで引きつがれてきたというにすぎない。もちろん古めかしい言いまわしというものは、相当にある。だが、それも、「注」をつければ解決する程度のものである。つまり、日本人が思い浮かべるたぐいの古文ではない。(155~156頁)



「日本語が乱れている」なんてのは言い古されて久しい。
上に引用したイタリア語の状況を見ると、単なる言い訳・負け惜しみにしか思えない。

だれでもなれるワケではない"言葉の達人"・名作家を育て、
彼らが残した作品を大切にして、ちゃんと伝えていけるか。
他方では、言葉は人が作り使っていくものだから変わっていくもの。
この辺の間を取って、うまくやっていけば、嘆くような事態はないはず。

しかし、塩野さんはイタリアを愛しながら、
日本と日本語をとても大切に思っている、使命感を持っているなと。

2010年12月26日日曜日

クリスマスの気持ちを忘れないために


オラトリオ≪天地創造≫


こういうのを聞きたくたくなる、というか、
聞かないといられない、というか。

一度聖歌隊でこの中の曲をやったときに、
すごい燃えたんだよね。

今年の聖歌隊では、同じHaydn作曲の「もろびとこぞりて」を歌いこんだし。

やっぱりこの人の曲は、気持ちに火をつけてくれるというか、
情熱を持たせてくれる。
楽曲の中の信仰に基づいた思いが純粋なのかな。霊感を受けて作っているのかな。

ふつうに寒い冬



クリスマスが今年も終わりました。
今日12月26日は、"クリスマスから最も遠い日”とはよくいったもので。

飾り付けなんかの外見はほとんど何もしなかったけど、
動きとしては家族でそこそこできたを早めに立てたり、
見た目からもできたらいいな。

で、最近の感覚としては、"ふつうに寒い冬"。
今日は最高気温10℃、最低気温2℃だったかな。
東京ってさがっただろうと思ってもマイナスの壁を突破しない。なかなか。
北海道だったら、簡単なのにね。


さぁ今年の締めくくり、あと5日。
仕事も、年賀状などもやりきって、2011年を迎えましょー。

2010年12月22日水曜日

ベンチのデザイン

ここ2日くらい、小春日和と言っていいのか、風も冷たくない。ニットベストを着ていると、汗ばむ感じ。
府中公園を昼通りかかった。前から見かけてたし、気になってたけど、光の入りがいいかなと思って、撮ってみた。
はっきりいって、腰掛けようとしてる人には邪魔でしかない。でも公園の風景の中で、なかなかくつろぐベンチかなと。

こういう政治家いいと思いませんか?


 わたし​は​あなたがた​と​同(おな)じ​で、心身(しんしん)​ともに​あらゆる​弱(よわ)さ​を​持(も)って​いる。それでも​わたし​は、この​民(たみ)​を​治(おさ)める​統治​者(とうちしゃ)​と​なり​王(おう)​と​なる​よう​に、この​民(たみ)​に​選(えら)ばれ、父(ちち)​に​よって​任(にん)じられ、主(しゅ)​の​御​手(みて)​に​よって​認(みと)められた。そして、主(しゅ)​から​授(さず)かった​勢力(せいりょく)​と​思(おも)い​と​力(ちから)​を​尽(つ)くして​あなたがた​の​ため​に​努(つと)める​よう​に、主(しゅ)​の​たぐい​ない​力(ちから)​に​よって​守(まも)られて​きた​の​で​ある。
あなたがた​に​言(い)う​が、わたし​は​現在(げんざい)​まで、生涯(しょうがい)​を​あなたがた​の​ため​の​務(つと)め​に​費(つい)やす​こと​を​許(ゆる)されて​きた。しかし、​金(きん)​も​銀(ぎん)​も、その​ほか​どんな​富(とみ)​も​あなたがた​に​求(もと)めた​こと​は​ない。
わたし​は​あなたがた​を​地下​牢(ちかろう)​に​閉(と)じ込(こ)める​こと​も、あなたがた​が​互(たが)い​を​奴隷(どれい)​に​する​こと​も、殺(ころ)す​こと​も、略奪(りゃくだつ)​する​こと​も、盗(ぬす)む​こと​も、姦淫(かんいん)​を​犯(おか)す​こと​も​許(ゆる)した​こと​は​ない。また、あなたがた​が​どの​よう​な​悪(あく)​を​行(おこな)う​こと​も​許(ゆる)した​こと​は​なく、主(しゅ)​から​命(めい)じられた​すべて​の​こと​に​ついて、主(しゅ)​の​戒(いまし)め​を​守(まも)る​よう​に​あなたがた​に​教(おし)えて​きた。
そして、わたし​自身(じしん)​で​さえ、自分(じぶん)​の​手(て)​を​使(つか)って働(はたら)いて​きた。それ​は、わたし​が​あなたがた​の​ため​に​務(つと)める​こと​が​できる​よう​に、また​あなたがた​が​税(ぜい)​に​苦(くる)しむ​こと​なく、それに、堪(た)え難(がた)い​こと​を​何(なに)一(ひと)つ​身(み)​に​受(う)けなくて​も​よい​よう​に​する​ため​で​あった。わたし​が​これまで​語(かた)った​これら​すべて​の​こと​に​ついて​は、今日(きょう)​あなたがた​自身(じしん)​が​その​証人(しょうにん)​で​ある。
(『モルモン書』モーサヤ書 第二章11~14節)


こういう人を政治家・統治者に持てたらなんてすばらしいことだろう。
人間の社会から問題がなくなることはないだろう。
でも、起こったことに対処することはできるし、先を見越した事前の策を打っておくことだってできる。

2010年12月20日月曜日

難民支援の現場から


緒方貞子 ―難民支援の現場から (集英社新書)

明石さんの本にくっついていた広告で、気になった本。

国際問題、特に難民支援に関しての部分ももちろん説得力があったけど、
家族・文化について発言に気が留まった。


「女性はやっぱり価値の伝承者ですからね。もちろん男性ももっとしなきゃいけないと思うんですけれども、家庭を通して価値を伝えていくというのは非常に大きな女性の役割だと思います。家庭の中心に女性がいるということは、社会のコミュニティの中心に女性がいるということになるわけですから。それに、同じ出資をするにしても女性に出すほうが社会に与える効果が高いし確実なのです。たとえば食糧を例に挙げますと、女性は自分が多少食べなくても子供にあげたりしまるからね。」(115~116頁)


こういう見方で人や社会を支援するのって、素晴らしいこと。
ただモノを与えて与えて、一定期間経ったら「こんなものでしょう。はい終わり。」というやり方にはならないだろう。
魚を欲しがっている人に、魚をあげるのではなく、釣竿をあげて、釣り方を教える、ようなやり方にきっとなるだろう。

2010年12月17日金曜日

あの鍋屋横丁に!

落語「堀ノ内」に出てくる鍋屋横丁に、ついに行ってきた!
江戸時代当時に思いを馳せる材料は、ほとんどゼロ。標識として立っていた石柱も、その道の目的地である妙法寺に移されてしまったようで。
でも、粗忽さを信心で治そうとした、あのおやじさんは神田からこの道を通ったのか…と感慨深い。

2010年12月16日木曜日

いい意味での商売気




こういうことを考えて、きっちりプレゼンできる医者がもっと必要なんだよね。

医療費がかかりすぎて、増加が止まらない、
自己負担を増やさないと、増税しないと。
こんなんばっかりじゃ先に進まない、落ちていくだけ。

実際はお金の使い方の問題なんだろう。
税金をどういう優先順位と配分で使うか。
国や自治体でどっちの方向に行くか。

医療の分野だけじゃなくて、
役人も、もちろん会社員も経営者も、投資家も。

どちらにしても、儲けの大きい人、収入の多い人が、
もっともっと世の中によい影響力を及ぼしていってもらわないと。

思考・発想・発言、そして実際の行動。
そういうものの1つひとつが、閉塞感や停滞感を突き抜けて、
次のビジネスにつながっていく。

だめだ、ぜんぜん具体的・実証的じゃない。失礼。

2010年12月14日火曜日

初めてのクリスマスプレゼント

電車内広告によると、クリスマスに男女間プレゼントの平均お値段、22222円だそうで。
男女間とは、父娘間ではもちろんなく、ごく家庭的な夫婦間でもないだろう。
さて、クリスマスプレゼントのさきがけ、つまり、この世に生まれたイエス キリストに贈られた最初のプレゼントは、東方から星に導かれてきた三人の博士(IN ENGLISH, "THREE WISE MEN"OR"THREE KINGS")
彼らが贈ったものは、新約聖書 マタイによる福音書1章によると「黄金・没薬(モツヤク)・乳香(ニュウコウ)など」。黄金はわかるとして、あとの二つは貴重な薬草だそうだ。
では、「など」とは?他にはなんだったのか?気になる…。

2010年12月10日金曜日

やっぱり"第九"を歌いたくなる




年末で仕事がバタバタの中、やるべきことを詰めるだけ詰めて、
同僚やお客さんの協力ももらいながら、
今日はうちの子の幼稚園の行事のために有給を取らせてもらって、
クリスマス音楽会へ。

うちの子の出番は御多分に漏れずビデオ撮影に集中。。。
そんな中でも、歌の途中で手振りを入れたりする見せ方の工夫に関心したり、
なかなかいい選曲だなと勉強になったり。

で、毎年恒例らしい年長さんとその親御さんの合唱、
「歓喜の歌」、いわずもがなベートーベン 交響曲第9番 合唱付き 第4楽章からの抜粋。


こういうの聞くと音楽やりたくなる。
今の主戦場は教会の聖歌隊なので、
うちでもあれできないかな。。。
市民合唱団に参加してしまおうか。。。などと思いは広がるばかり。
帰りに目についた「西本智実さんと歌う第九」のチラシを物色。

いや、今は来週に迫ってる教会のクリスマス行事に集中、集中。

2010年12月8日水曜日

開基の功より、守成の勇


天空の舟 下


珍しい読み方をした。
上・下をまとめて買って、「こっちが最初か」と思って読み始めたのが、実は下の方だった。
こういうものかと思って何の違和感もなく、最後まで気づかずに読んでいた。
感覚が鈍ってる?おかしくなってる?

とにかく、中国古代史をここまで日本人に読みやすくつづってくる宮城谷さんへの感謝は絶えない。

傍若無人によって衰えていく前王朝。
それを覆して世の中を立て直そうとする、もう一つの王朝。
極初期に前王朝の滅亡を招いた最後の王に似た王が4代目に現れてしまい、
半ばクーデターによって、その4代目を更生させてしまい、
新王朝は軌道に乗っていく。。。

企業の創業者や名人と呼ばれるような職人には、
少なからずいわゆるカリスマ、
つまり凡人に非ざる魅力や統率力・技術が備わってる。
しかし同じような人になろうとすることも、
引き継ごうとすることも、ほとんど不可能なのが現実。

そういうすごい人たちが立ち上げた組織の跡取りとなる場合、
大きくすることは愚か、維持することの大変なことといったらない。


ということで、私は「上」に戻って読み始めます。

自意識過剰が生むエキストラ

午前9時半、地下鉄 新橋駅。
前も後ろも通勤の人、人、人。
次から次へと人が現れ、去っていく。絶えることなく、途切れることなく。その人たちの顔をふとのぞいてみる。
もしかしたら、よく似た顔が幾つかあるんじゃないかと思って。
さっき通り過ぎた人が、どこかで引き返して、また同じ流れに入っているんじゃないかと思って。
まるで、ドラマのエキストラのように何度も循環してように。自分もその中の一人。
自分もだれかのエキストラ…。


2010年12月7日火曜日

暗闇に虹

事務所からの帰り道、さるビルの照明がなんと虹色に。
もちろん、何を狙っているかは不明…。
ケータイだとこれが限度。肉眼ではケッコウ鮮やかなので、カメラの得意な人はきれいに収めてみてはいかがかな?
汐留のトッパンビル(?)です。

2010年12月6日月曜日

多い少ないの問題じゃない

http://news.mobile.yahoo.co.jp/news/view/20101205-00000525-sanspo-socc.html?ySiD=uFP8TMgvqg54.0xfREa9&guid=ON
↑PCでは見れないかも。失礼。はっきりしらなかったけど、こういう年間優秀なんたらは、同業者同士で投票して評価し合うなら、公正だし、選ばれた人は「今年もがんばったな」とうれしいはず。この記事のコメント見る限り、「このチームから何人も選ばれるのはおかしい」風な人がいつも多いけど、一言で言えば、大きなお世話だろう。まー感情から出た言葉だけだろうし、騒ぎたいだけなんでしょ?一人だけ「監督・選手間で選ばれるんだから…」と言っていて、社会の良心といえる方でした。



2010年12月2日木曜日

“吹奏楽の甲子園”

仕事中通り掛かった普門館。今にしてまさに仏教っぽい名前だけど、中学・高校で耳にした時は思いも寄らなかった。佼成会の広大な施設群の1つの建物でした。
吹奏楽の世界では、全国大会の会場で、言ってみれば甲子園。自分にとっては雲の上の、見えないところだった。
佼成会のバンドって、規模がそれほど大きくなく(20数名?)、でもうまいんだよね。音源でしか知らないけど。それにしても、きれいな円形で、でかい建物でした。

2010年12月1日水曜日

意味ある死、意味ある人生

『「独裁者」との交渉術』111~112頁より

「(カンボジアPKOの日本人ボランティア)中田厚仁君も亡くなりました。それにつけても中田君のお父さん・・・・・の態度は立派で、今でも語り種(ぐさ)なのです。妹さんも一緒に来られたのですけれども、本当に、お父さんが泣き伏すのではないかと思っていたら、ニコニコ笑って自分の息子は立派な死を遂げ、平和のために大きな役割を果たしてくれたと。自分はその足跡に従って生きたい、と言ってくれたのです。」

こんな風に生きて、最後を迎えられたらいい。
もちろん、与えられている命と生きている時間は貴いもの。
たとえ自分の命とはいえ、勝手に自分の手で終わらせてしまっては決していけない。

でも、生きていることだけに執着するのは、やっぱり違う。
必ず終わりがくるから。

だから、どんな風に生きたか、その時間を何の為にどんな風に使ったかで、
「いい人生だった」と言えるか、
「まだ死にたくない」とごねるかに別れる。

「見よ、現世は人が神にお会いする用意をする時期である。まことに、現世の生涯は、人が各自の務めを果たす時期である。」(『モルモン書』アルマ書34章32節)

2010年11月29日月曜日

目指すは立体的な平和

 『「独裁者」との交渉術』という本が目に付いてしまった。
 国連の人として民族紛争の解決に当たってきた明石康さんに、ジャーナリストである木村元彦さんがインタビューした内容を新書にまとめたもの。
 
 たくさん示唆に富んだ部分があるけど、特に「平和」についてのコメント。(pp.28~29)


 私は、タンザニアの元大統領ニエレレが話してくれたことを忘れられません。彼はこう言っていました。欧米の人はよく平和、平和と言う。けれども、平和ということは、ともすると現状維持、既得権を認めることにつながりかねない。アフリカの人間としては、そのような不公正な現実を認めるわけにはいかない。つまり、正義が貫かれている平和でなければ本物ではないし、永続しないということです。私もそれに同意します。
 今の日本人の平和観は、ともすると、平面的な平和になるでしょう。三次元ないしは四次元の立体的な平和とは違うのですよ。どこかおかしい。もちろん正義をあまり振りかざすのも間違いです。それは往々にして危険です。せめて、理不尽な形で殺された人たちが浮かばれるような平和、抑圧された人たちが開放される平和でないと、だめだと思いますね。


この少し前の文章では。

私は、憲法九条の第二項に示される時代を先取りしすぎた平和主義-無抵抗平和主義みたいなものは、再考すべき時期に来ていると考えます。


まずは、日本国憲法に書かれている平和に関する条文をそのまま守ろうとすると、それは武力攻撃を受けた時には、徹底的に全国民が無抵抗で撃たれるに任せることになる。
「憲法9条を守る会」なるものや、9条死守を訴える政党は、もっとここのところをはっきりさせて、受け入れるか否かを我々日本国民に訴えないといけない。

そして、明石さんのおっしゃる「三次元ないしは四次元の立体的な平和」とは何か?
四次元的な平和というのは、いまいちわからないけど、
少なくとも紙の上で、文章だけで平和を叫び、望むだけでは意味がない。
もし平和を望むなら、その平和がどんな社会の姿なのかをはっきりさせて、その実現に向かって具体的な行動をやっていくことが「三次元の立体的な平和」、ということではないか?

とつらつら考えながら読んでいるけど、
とても読みやすく、わかりやすい新書です。

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2010年11月26日金曜日

近頃の若い者は。。。と言えるか?

遼組のプロアマ戦で“偽カメラマン”現る…男子ゴルフ (スポーツ報知)
 
 男子プロゴルフツアーのカシオワールドオープンは25日から4日間、高知・Kochi黒潮CC(7300ヤード、パー72)で行われる。24日はプロアマ戦が行われ、石川遼の組に“偽カメラマン”が出現。大会を主催するテレビ高知が自社の報道腕章を一般ギャラリーに貸してしまったのだ。  
 
 同局は同じTBS系列で愛媛を拠点とする「あいテレビ」からプロアマ戦観戦の依頼を受け腕章を貸与。60代の男性2人が石川のスイング中にシャッターを切ることを不審に思った関係者が問い詰め、発覚した。  
 30数枚の写真は消去されたが、石川の関係者は「大問題ですよ」と激怒。テレビ高知の小島一水編成営業局長(59)は「報道腕章が外部に出るなど、あってはならないこと。社内規定に基づいて処分します」と謝罪した。 [ 2010年11月25日8時00分 ]



特にマスメディアを通して注目される、というのは、思いもよらないようなリスクに見舞われるものだ。
かわいそうに。

目に付いたのは、その加害者。
60歳代の男性2人とは。。。

腕章をくすねる(買収かどうかは関係なく)行為も、
スイング中にシャッターを切る行為も、
ただ単に悪ふざけとしか思えない。

橋の胸壁や他人の家の塀に「アート」と称して落書きをすることや、
「日の出暴走」と称して正月から道一杯に広がって単車をころがすことと同類だろう。


街中、駅構内で歩きながらゴミを「自然に落ちた風に」捨てるような行為は、
年齢関係なく、老いも若きもやってるなと。

ひと昔前は、髪を染める若者を「不良」とレッテルを貼っていた。
でも今はどうか?おばあさんたちが率先して?緑や紫に染めている。
(白くなった髪をきれいに手入れしている方々だって、もちろん沢山いる)

ともすると世の中に害となるような行為を、
「近頃の若い者は。。。」と言って、
若い人たちの専売のように決め付けることが往々にしてあるが、
そもそも「若い」という範囲も漠然としていて、感情的に押し付ける「枠」にしか思えないし、
立派だと思える年配者は確かにいるが、それほど多いとは言えず、
「若い者」と同じような行為をしている人たちがゴロゴロいることも事実だろう。

以上、今日は毒を吐かせてもらいましたっ。

2010年11月24日水曜日

翼に変わる筈のガラクタ

superfly「タマシイレボリューション」に続く瞬間発奮剤。
これを事務所に行く道すがら、聞きながら歩いていくと、
厭な(なんて言ったらいかんけど)事務仕事の処理スピードがUP!
やらざるを得なくなる感じ??


「翼に変わる筈のガラクタ」が果たしてすでに自分のカバンの中に入っているのか、
それともこれから道端でチラッと目に付いて拾うものなのか。。。

音質やバランスはこれがいちばんよかったけど、
ドラマ知らないし、歌詞のテロップが入ってるこの映像はちょっと。。。⇒

ビカピカなトイレの床

地下鉄丸の内線 新高円寺のトイレの床タイルが、コンビニエンスストアの鏡のような床の如くピカピカだった。
掃除した直後だったか否かはいざ知らず、清掃員の方の働きに敬意を払わずにはいられない。
公衆トイレの使い方ですぐに目につくのは、男子の小便器の床付近。どうしても便器内に納められないらしい。ある意味、永遠に続く課題の一つ。

2010年11月22日月曜日

今江さんのもう1つの顔


たまにハマってしまう報道ステーションの特集。

2010年11月22日 (月)
【スポーツ特集】日本シリーズMVP・今江敏晃のもう一つの顔
プロ野球・日本シリーズで、チームの優勝に貢献し、自身2度目のMVP=最優秀選手に輝いたロッテの今江敏晃。日本シリーズの激闘から2日後、今江は、小児がんなど高度な専門医療を必要とする病院の子どもたちに優勝報告をしていた。今江は、この病院の子供たちだけでなく、親を亡くしたり、親と一緒に暮らせない施設の子どもたちを集め、野球教室を開催するなど、シーズン中も含め、20以上の施設と団体と交流を重ねてきた。スポーツ選手の社会貢献活動は広く行われているが、今江は、自ら施設などに足を運び、直接子供たちとコミュニケーションを取り、シーズン中は試合観戦にも招待している。これほど熱心に活動するようになったきっかっけは何だったのか。松岡修造が直撃した。


今江さんのHPを見てみると、タブの1つが「社会活動」になってる。この人は本気でやってるんだな。キャンプ中でも、寄付のためのペットボトルキャップを自分でも集め、訪問先にも呼びかける。HPでも呼びかけ、結果を報告する。

自分の影響力をよい方向に広げていく。
自分にできることから始め、そして続けていく。
いやーこうありたい。

類は幼稚園に寄る

この前の土曜、幼稚園の去年同じクラスだった9家族でBBQへ。
同じ幼稚園にいるとはいえ、お母さん同士がクラス変わっても連絡を取り合える仲というのは、素晴らしいこと。
こんな風にできているところが他にもあるんだろうけど、
そうそうできることではないだろう。
仕事がある方もいたけど、お父さん同士の顔合わせにもなった。
正直最初はぎこちなかったけど、ほんとにみんな心易い人たちで。

うちの幼稚園て、こういう親たちに選ばれてるんだなと思って、
ひとまずこの選択は大正解だった。

いや本当に楽しい時間で、
早めに切り上げようと言ってたのに、結局最後まで。
またできたらいいね、という話にまでなった。

そして、おいしい時間でもあった。
韓国出身の家族がいて、まずはキムチ最高!!!
まず白菜に塩をすり込んで1日寝かし、
そして辛味をすり込んでいく。
そうすると白菜の新鮮さが保たれるんだそうだ。シャッキシャキ!

それからコチュジャン。もちろん自家製。
これがあれば、焼肉は本当に最高!モロきゅうにも合う!
そして日本人の手にかかると、白いご飯に合うかを計られる。
残りをちゃっかりお持ち帰りにさせてもらって、
この3日ほど毎日コチュジャン三昧。

あれっ?とにかく!
よい家族の集まりだったということです。

2010年11月18日木曜日

帰りを妨げるもの

今の通勤経路になって初めてのこと。
利用する2路線とも、都営大江戸線が人身事故、京王線が停電。

 <都営地下鉄>大江戸線 トンネルで70代女性はねられ死亡
毎日新聞 11月18日(木)23時9分配信

18日午後7時5分ごろ、東京都営地下鉄大江戸線新宿-代々木駅間で、トンネル内にいた70代とみられる女性が都庁前行き普通電車(8両編成)にはねられ死亡した。警視庁原宿署は女性の身元と事故原因を調べている。

 都交通局によると、同線の一部で約2時間運転を見合わせ、46本が運休し約6万8000人に影響が出た。同局によると、事故現場は約600メートル離れた両駅の中間あたりで、女性がどこから侵入したか不明という。【百武信幸】




東京・多摩地区の約26万軒で一時停電
日本テレビ系(NNN) 11月18日(木)17時46分配信

 18日午後、東京・八王子市などの多摩地区で大規模な停電があり、一時、約26万軒が影響を受けた。

 停電があったのは、東京都の八王子市、多摩市、日野市、町田市を中心とした多摩地区の広いエリアで、約25万8000軒が影響を受けた。「東京電力」などによると、18日午後3時過ぎ、八王子市にある南多摩変電所で何らかのトラブルがあり、電気を送ることができなくなったという。

 警視庁などによると、少なくとも6か所で、一時エレベーターに人が閉じ込められたが、いずれも無事だったという。電気は約1時間後に復旧したが、都によると、浄水場のポンプが止まったため、断水や水道の水が濁るなどの影響が出たという。

 また、18日午前には東京都の武蔵野市と三鷹市で2900軒が一時停電した。近くのマンションの外壁工事で掘削作業中に、地下のケーブルを傷つけたことが原因だという。



なもんで、振り替え輸送でJR中央線と南武線のお世話になったところ、
時間はかかったものの、空いていてとてもラクさせてもらった。
いつもあんな感じなのか??

でも帰ったのは結局10:00過ぎ。
順調な場合と比べて30~45分の違い。
珍しい組み合わせに妨げられました。

2010年11月17日水曜日

自然と人の手の融合



この写真はおみごと!さすがプロ。

まずは自然、紅葉の美しさ。
そして夜の暗さを活かして、人の手による照明の演出。

写真て、本当に光の採り入れ方が重要なんだと最近とても感じる。

ケータイ電話のカメラって画素数が大きくなったり、
性能はよくなっているとはいえ、
やっぱり光を飛ばすことができないから(少なくても自分の使っているのは)、
お日さまの光が充分でないと、映える色では撮れない。

ともあれ、こういう写真はまさに心を洗ってくれる絵だねぇ~。

2010年11月16日火曜日

平野の真ん中の山城

もういち度松山ネタで。
ケータイなのに意外ときれいに撮れた松山城 天守閣。
松山の街は空襲にあってないのかね?おそらく一度も戦場になってない。400年くらい残っていることもさることながら…。標高60Mだったか、平野の中にポコっとそれほど高くない丘なのに、なかなかの山城。築城はもともと信長・秀吉に仕えた加藤嘉明。その仲間には築城・土木技術に長けた人がゴロゴロいた。

2010年11月15日月曜日

『坂の上の雲』の舞台

今回の1泊2日の旅、必ず抑えておきたかったのは、秋山好古・真之兄弟の生家(復元)。今でいうと城へ登るエレベーター側。下級武士の街だろうが、かなり松山城に近くに住んでたんだ。
そして、行けるかどうかわからなかった子規堂。いちばん来てよかったのは、正岡子規が子供の頃あてがわれた3畳の書斎。真之を引っ張り込んだ部屋でもある。初のチンチン電車もよかった。古い型のはエンジン音ゴォーとすごくて、このくらいのアナログさ、いいねぇ。

2010年11月13日土曜日

初中国・四国地方

龍馬や嘉兵衛が船を乗り回していた瀬戸内海を眺め、秋山好古・真之兄弟を生んだ松山の地に足を踏み入れ。
でも、松山のみなさん、ロールケーキのような菓子に「タルト」という名をつけるのは間違ってませんか…。

2010年11月12日金曜日

気持ちは四国へ

うちに篭ってしまいたい週末だけど、
とりあえず社員旅行に行くので、
気持ちは初上陸となる四国へ。

で、坂の上の雲ミュージアムとその周辺の下調べと一緒に、
準備として聞いておく曲は「みかんのうた」。
オリジナルはコミックバンドでなく、メタルらしい。
でも笑わずには聞けない。



カラオケでいくと、「ヨーデル食べ放題」と同系列。
というか、こっちのオリジナルはかなり中途半端?、いやこれは本格的なのか?、
おっさんたちが本当にヨーデル風に歌ってたんだ。。。

2010年11月11日木曜日

『菜の花の沖』やっと読了

いやーこの2~3週間つらかった。
疲れがどうやら背中の筋肉に溜まるようで、
ずっと重い感じで。

そうなると、活字を追うことなどがつらくなって、
本が進まない進まない。

で、やっと『菜の花の沖』全6巻が終わった。やっと。

いくら司馬さんだといっても、
ちょっと本筋から逸れ過ぎなのではないかと。
いや、でも形式と見栄がちがちの階級社会と、
鎖国状態を前提にした国際社会(ロシア帝国)との交渉、
そして変化の激しい海を相手にする商売。

高田屋嘉兵衛、尊敬すべき人。
『菜の花の沖』<六>
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司馬さんつながりでいくと、
今週末、社員旅行で広島・愛媛へ。
『坂の上の雲』に出てくる秋山真之縁の場所を訪れるのが楽しみ。

2010年11月9日火曜日

楽器は口ほどにモノを言う

また上原ひろみネタで。

↓好き嫌いぱっくり分かれるでしょうが。




超絶技巧の中に垣間見る母性

上原ひろみ time control


この中のほとんどの曲は、一言でいえば前衛的というか、超絶技巧。
free jazzまではいかないけど、
かなり複雑な4つの楽器の絡み合い。
ギターが入ることでかなり幅が広がっているんじゃないか。

そんな中で、4番目「deep into the night」。
ここに女性的、もっといえば母性の側面が出てきているような。
童謡のような、子守唄のような雰囲気を漂わせる。
即興の流れの中でも、この雰囲気。


上原ひろみというjazz pianistは、
いろんな人に呼ばれて(?)、jazzだけでなくいろんなところに顔を出してる。
幅が広い!



↓このアルバムの1曲目がちょこっと出てくる。後半のI got rhythmはすげぇ~。

2010年11月6日土曜日

トイレ掃除

行きつけの整体院では、そこの先生がホワイトボードにいろんな言葉を書きとめてくれている。
いつもなかなかタメになる。

この前行った時、トイレ掃除について書いてあった。
いはゆる有名人たちの言葉。
いちばん印象に残ったのは、北野武のもの。

おれは、自分の好き勝手やっているだけで、人よりも才能があるとは思えない。
しかし、テレビ番組をやっても、小説を書いても、映画を作っても、絵を描いても、なにをやっても評価されてしまう。
おかしい・・・。

よく考えても、自分の才能でそれらをやれるわけがない。
ただ、心当たりが、たった一つだけある。

それは、若いころに師匠に
「トイレを綺麗に掃除しろ」
と言われて、30年以上ずっとトイレ掃除をやり続けてきた。

自分の家だけでなく、ロケ先や公園、ときには隣の家のトイレ掃除もした。

オレが成功しているのは、トイレ掃除のお陰かもしれない!



一応家のトイレ掃除はしているけど。
たまにじゃだめかね。


トイレネタでもう1つ。
フォーク系のトイレに関する曲を知り合いに教えてもらった。
そしたら、今日の朝の情報番組にも出ていた。




汚いものを自ら引き受けて、きれいにすることで、
他から恵みをもらうということかな。

2010年11月5日金曜日

アクセスマップの印

ちょっとヒマのある方!
このブログのいちばん下のところを見てみてください。

日本語で書いている記事がほとんどなので、
あまり役に立ってないけど、
世界規模のアクセスマップが貼り付けてあります。
その名もLOCOMAP。

今週あたりからログが1週間分くらいたまるようになったらしく。
いつの間に???
日本が黄色い印で埋め尽くされている~。
いや~うれしいです。

読んでくださってるみなさんに改めて感謝、感謝。

2010年11月2日火曜日

TVニュースを見ないことにした

スポーツコーナー以外。

TV局になんか騙されてるな、
意図に乗せようとしてるなと思って。
特に政治・経済関係。
芸能関係は論外。

まぁ楽しむだけでいいのがスポーツ。


なので、がんばって(?)日経新聞を駅の売店で毎朝買ってます。

そっちの方が、仕事に必要な情報を得られるし、
感情・変な意図を入れないで出来事を追いかけられるし、
夜の時間を有効に使えるようになったかなと。


世論調査など、意図が濃く入った情報に流されないようにしよう。

ショコラの季節

あっさりショコラの季節がやってきました。

この週末、嫁さんとこどもが山梨に帰ってて、
おみやげにしてくれて。
実家近くには、一般の店よりかなり長い期間置いてくれる、
酒量販店がある。

おみやげにしてもらうほどのものかというところだけど、
あっさりショコラ好きが定着してきたということで。
お義母さんもちょっと季節はずれに手に入れてくれる。

ふつうに売ってるチョコでは頭1つ出てると思うんだよねぇ。


←ちょっとこれ高めだね。。。

ウィーン・フィル「名誉団員」



小沢征爾氏、ウィーン・フィル名誉団員に 日本人初
2010/11/2 19:33
「名誉団員」の称号を授与され、喜びを語る小沢征爾氏(2日、東京都港区)=共同
 日本公演のため来日中のウィーン・フィルハーモニー管弦楽団が指揮者の小沢征爾氏に名誉団員の称号を与えることを決め、2日、東京都内で贈呈式を開いた。ウィーン・フィルと小沢氏は1966年から繰り返し共演。2002年秋~10年夏には、小沢氏は同フィル奏者の活動拠点の一つであるウィーン国立歌劇場の音楽監督を務めた。

 同フィルの名誉団員にはリヒャルト・シュトラウス、ヴィルヘルム・フルトヴェングラーら作曲家や指揮者、歌手などこれまで50人が選ばれており、日本人は初。

 今秋はフランス人指揮者のジョルジュ・プレートル氏も名誉団員となる。小沢氏は「ウィーン・フィルは私にとって本当の友人。私の方こそ、彼らから多くのことを学んだ」と喜びを語った。



やっぱりこれってすごいんだろう。

日本人初というのは、それはそうだろうが、
1つの道で登りつめるというは、何何人だからというはそれほど重要でも、
必要条件でもないかもしれない。
本気で打ち込んできたか、磨いてきたか、その辺が評価されるかどうか。

タイミングなんかもあるんだろうけど。
それもコミで実力とは言い古しか。。。

2010年10月30日土曜日

「だが、これは前進である」



「失ったものは大きく
得たものはない
だが、これは前進である

過去を無きものにすることは誰にもできはしない
この戦争の上に立ち!!!

生きてみせよ!!!!」


アラバスタ編を読み返してしまった。
人は動かないといけないこと、命を懸けて生き抜くのが大切なこと。
そして、人が寄り頼む国のあり方を学ぶねぇ~。


「"反乱軍"にこの宮殿を落とされるから何だというのだ・・・!!!

言ったはずだぞ
国とは"人"なのだと!!!」



ONE PIECEが古本屋で軒並み特別扱いになってる。
ここにきて、また波が起きているようだ。
電車でも単行本を読んでいる人が多くなっているような。

2010年10月28日木曜日

足踏み

司馬遼太郎さん『菜の花の沖』に取り組み中なんだけど。
5巻で足踏み中。とにかく進まない、気持ちが乗ってこない。
なんであんなにロシアの航海史に紙面を割くの??ほとんど1巻分も。
嘉兵衛のその後が知りたいのに。
連載引っ張ってたのかなぁ??などと勘繰ってしまう。
自分の読む力のなさがいちばんの原因なんですけど…。

2010年10月26日火曜日

rock 'n' rollの気分

ROCKを耳にしたくなるのは、
ストレス・鬱憤・いたらなさを痛感すること・・・・・などなど、
動いたら動いただけ、何かしら積もっていくものがあるからなんだろう。
下水管が長年使われれば、流れているからいいようなものの、
なぜかカスがたまっていくように。

聞くだけでは物足りなくなると、
体をビートに合わせたくなり、
声にならない声を発したくなる。

それで積もり積もったものが発散され、
次に当たっていく体勢を作れれば、いいことなのだはないか。
(別にだれにダメと言われたワケでもないが)




ちなみにoriginal⇒

神田明神

落語で話に出てくる、江戸の三社祭。その1つ、神田明神を見つけた。
湯島聖堂の裏っ手。やっぱりこの辺は元々街の中心近く、いろんなものがぎゅっと詰まってる。
氏子が裕福だからか、かなりきらびやかな感じで。

2010年10月22日金曜日

土の上を歩く喜び

東京 新木場近くにある夢の島公園。
アスファルトより土の上を歩く方が、足への衝撃が柔らかいことを実感する。都会のコンクリートジャングルめぇ。とはいえ、土道はいざ雨降りの日は相当難儀する。


2010年10月20日水曜日

このオルガンはすごい!

パイプオルガンてベルの音も出せるんだ~。

いや、この人すごい。
この規模のオルガンもそうそうあるものじゃないけど、
楽器はあくまで箱だから、
使いこなせる人がいなかったらどうしようもない。

あいだにケータイ電話CMでおなじみの部分もあるし。
日本人をねらったか???
いや、ないね。

link to facebook / twitter

ブログの更新がおろそかに。。。

ここで更新したらfacebookやtwitterにリンクできたらいいなとかねがね思ってて、
sorariumというサイトがいいのを教えてくれた。
dlvr.it」というもの。

これを早速貼り付けてみたら、
ある意味調子よすぎて。。。
更新する気合いが削がれてしまったような。
いやいや。

ちょっとしたコツというか、
タイトルとリンクだけが載ってくるから(設定が間違っているか???)、
タイトルを工夫しないといけない。

2010年10月17日日曜日

満点☆青空レストラン

続いて、食の話題。

放送日は毎週土曜の午後6時半からだけど、
録画したものを今日も見てしまった。

「なんでも鑑定団」と並んで、
とても楽しみにする番組になってしまった「満点☆青空レストラン」

4チャンにしてはわざとらしくなく、
料理番組というか、素材を紹介する番組なので、
味の予想がつかないフランス料理的な要素もなく、
自然の、旬のものがよくわかる感じの番組。
今回は丹波の栗と松茸。
栗コロッケ、すばらしかった。



☆がついている通りサッポロビール提供なので、
結局はビールに合うかどうか、
最後はビールでしめるという流れだけど、
とても落ち着いて楽しめるTV番組です。

2010年10月15日金曜日

立ち食いそばの限界

昨日の昼メシの話ですが。
立ち食いで、かきあげそばだった。
かきあげはとてもおいしかった。

問題はそばとつゆ。
コシのなさ。
ダシがきいてないこと。

立ち食いそばはこの辺が限界か??


同じ立ち食いでも、うどんは新橋駅前なんかに納得できる店がある。


それにしても、立ち食いでうどんとそばを両方出している店で、
コシのある麺とダシのきいたつゆを出してくれるところはないものか?

天下の益

 ・・・・・松右衛門旦那はかねがね「人として天下の益ならん事は計らず、碌々(ろくろく)として一生を過ごさんは禽獣にもおとるべし」と口癖のようにいってきた。ただし、かれのいう天下とは、公共ということであり、さらにかれのいう「益ならん事」とは、工夫と発明のことをさしている。
『菜の花の沖』<四>207頁

公益の反対は私益。
私益、つまり自分のことばかり考える人生は、きっとつまらなくなるだろう。
それこそ碌な死に方しないだろう。

自分の身の回りと足元をしっかりしつつ、
自分以外の人のために1つでも多くのことができたらいいな。
具体的に、必要とされることを。

まじりけなしの悪

「悪」
というものが、芝居の上ではまじりっけなしのものとして存在するが、浮世にはそういう種類のものはすくないと嘉兵衛はおもっている。しかし蝦夷びとの場から見た松前権力というものは、この世で珍奇なほどに純粋な悪であった。


『菜の花の沖』<四>10頁


数百年に渡って今の北海道を領地としてきた松前氏(その前の名は蠣崎氏)は、
原住民であったアイヌの人たちを奴隷の如くに酷使していたようだ。
自分たち以外の和人に接することをさせない。
彼らの狩猟の成果をほとんどタダ同然で巻き上げる。
狩りの道具を改良させない。
つまり人間でなく、家畜同然の扱い。

こういうのを「まじりけなしの悪」と呼んでも差し支えないだろう。


でも、現実的にはこの手のものはそうそうない。
つまり「勧善懲悪」ですっきり、なんてことは現実にはほとんどないということ。
自分が正義だ!あいつは悪だ!なんてスパン割り切れることはあり得ない。

現実をちゃんと見て、「正しい」判断をしたいものだ。

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2010年10月12日火曜日

なんだぁ?

電車で今目の前にいる、母親にだっこされている、生後5〜6ヶ月くらいの男の子。
こちらの顔をしばらく見つめていたから、負けずに見つめ返していたら、おもむろにひと言。
「なんだぁ?」そういう風に聞こえたんだよね…。

2010年10月11日月曜日

藤野周辺

この連休、結構中身の濃い、収穫の多い3日間だった。

とりあえず、今日は幼稚園の運動会。
本当は土曜だったけど、天候のために2日ズレで。
幼稚園の友達もパパママもとてよい人たちが多くて、楽しかった。
リレーで走ったときは、第二コーナー回った後の直線で筋肉が爆発しそうだった。。。


で、その雨の土曜は、会社の同僚が教えてくれた「藤野芸術の家」へ。
娘と一緒に作ったのは、木のおもちゃ ぱちんこ。

もちろんキットがあるので、絵を描いて、ニス塗って、木工ボンドで組み立てて、釘を打ち付ける。
工具・絵の具・新聞紙などは、キット込みの料金800円に入ってる。
この辺が県立の良さか??

帰りは、その近くにあったCafé Restaurant Shuで、ビーフシチューセットでランチ。
食事はこれと半額のお子様シチューの2品のみ。潔し。
こちらもとてもよい空間で。真空管アンプのスピーカーと、ちょっと低めの、無垢木製家具。
ライブもあるようで、ぜひ行きたい!

藤野ってこういう空間を街ぐるみで作ろうとしてるのかね。

2010年10月8日金曜日

幸せの理由

facebookで友達が好きな言葉に挙げていた。

"Wouldn't you rather be happy for no reasons than unhappy for good reasons? "

日本語にあえてすると、

ワケもわからず幸せでいるより、ちゃんと理由があってつらい方がいいじゃない?

という感じかな。


幸せと感じる理由をはっきりさせておきたい。
つらいと感じる状況が、その先にどんな成長につながるのか考えながら進みたい。

2010年10月7日木曜日


紅葉 山に彩り 富山・立山連峰で見ごろに

いや~見事だ。
赤が濃いねぇ。

今年は夏から冬に一足飛びかもなんていわれてたけど、
よかった、秋があって。

ティッシュ配りをしていた人々

さっき大久保駅でティッシュ配りをしていた。
至って普通の光景。ではなかった。配っていた人々が。
配っていたのは、警視庁の人々。
彼らだって警官になってティッシュ配りをするとは思ってなかっただろう。
要らなかったので、反射的に右手をかざして、素通り。ポケットティッシュの袋に挟み込んで、何を伝えたいのか??
というか、あのティッシュだって税金で仕入れたモノ。
日本の国家権力っていったい何なんだ?

2010年10月6日水曜日

いじめの起源

 [江戸]時代の日本社会の上下をつらぬいている精神は、意地悪というものであった。
 上の者が新入りの下の者を陰湿にいじめるという抜きがたい文化は、たとえば人種的に似た民族である中国にはあまりなさそうで、「意地悪・いじめる・いびる」といった漢字・漢語も存在しないようである。
 江戸期には、武士の社会では幕臣・藩士を問わず、同役仲間であらたに家督を継いで若い者がその役についた場合、古い者が痛烈にいじめつくすわけで、いじめ方に伝統の型があった。この点、お店の者や職人の世界から、あるいは牢屋の中にいたるまですこしも変わりがない。日本の精神文化のなかでもっとも重要なものの一つかもしれない。


司馬遼太郎『菜の花の沖』<二>237頁より


いじめの起源が、江戸時代らしい。
そこから今に至って、自殺を引き起こす要因になったりしている。

宮城谷さんの本なんかで、いじめの場面があったような気もするけど、
日本人の深層心理というか、無意識な感覚の中にあって、
いじめる対象を求めてる人が多いのかもしれない。

でもやっぱりそれは違うだろうと思い直して、
いじめを失くそうとする人も出てくる。
主人公の嘉兵衛のように。


いじめといえば、松本人志さんの指摘。


自殺は絶対ダメ!!!!!





2010年10月1日金曜日

人が喜ぶとき

 ・・・・・長崎の町人にとって唐船やオランダ船は宝船っであり、とくにオランダ船が入ると、何万、何十万両という財貨がうごき、商家がうるおい、浦方の賃仕事がふえ、職人までがいそがしくなるのである。・・・・・
 ・・・・・
 ともかくも、ただ1隻のオランダが入津(にゅうしん)するというだけで、長崎の町方も浦方も在所もくるったようによろこんでいる。このような人間現象というのはどういうことなのか。
 たとえば宗教でもこれほどひとびとがよろこぶかどうか。
 宗教で人間が群がる場合、どこか気狂いのくらさもありうる。粘土の顔に、指をあてて両眼の部分を押してくぼませたように、目がただの暗い穴になっている場合もないではない。



司馬遼太郎『菜の花の沖』に取り掛かった。
司馬さんの文庫された長編は、あと『功名が辻』だけか?というところまできた。

それはともかく、上の引用は第2巻62~66頁。

何に対して、どんな理由で、というのはさておき、
人が心から喜ぶ場面て、心からの笑顔があったり、心の高鳴りが雰囲気ににじみ出て、
体全体が震えてるのがわかったり。
その気持ちがずっと記憶や感覚の中に残って、
ふとしたときに鮮明に蘇ってくるような、
(思い出し笑いになったら気持悪いかもしれないが)
そんな喜びは1つでも多い方が、
というか、1つでもそんな喜びを多く得ることが、
人が生きる目的の大事な1つなんだろう。

「・・・・・あなたがた​は​これから​も​キリスト​を​確固​と​して​信じ、完全​な希望​の​輝き​を​持ち、神と​すべて​の​人​を愛して​力強く進まなければ​ならない。そして、キリスト​の​言葉​を​よく​味わい​ながら​力強く​進み、最後​まで堪え忍ぶ​なら​ば、見よ、御父​は、「あなたがた​は​永遠​の​命​を​受ける・・・・・」(モルモン書 ニーファイ第二書31章20節)

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2010年9月27日月曜日

病気を題材にしたモノ ~病気・死の非日常性~

今日というワケではないが、
まだまだ続々と出てくるなと思い。

ドラマ・映画・小説。。。。。
がん・アルツハイマー・原因不明の難病、さらには医療ミス。。。。。
そんな作品が後を絶たない。

こういうのを見て読んで、
いちいち感動している人はどれくらいいるのか?

言い方が良くないのは承知しているし、
感動するかどうかは人のそれぞれの感性。

病気にかかったら、本人も周りのひとたちも大変だし、
そこにいろいろな気持ちが生まれて、日常ではない状況が起きて。
作品の題材になるのはわかるのだが。

でも、病気にかかり、闘病し、死ぬことが、
それほど「非日常」で、そんなに気持ちが動くことなのか?
特に、作りモノとして接する時に。
自分にとって、結構「死」は身近なものだからかもしれない。

最近この手のモノにぜんぜん魅力を感じないし、
見たいとも思えないなぁ、とつらつら思って書いてしまった。

2010年9月22日水曜日

でかい炭酸水が出没



汐留イタリア街の場外馬券売り場の近く、イタリアンレストランの店先に。

我が家で現れている炭酸水だ!と思い、通りがかりにパチリ。
硬水かもしれないけど、炭酸が入ると飲みやすくなるのかねぇ。

こういうのでカルピスなんかを割ると、うまい!
ちょっと大人の味って感じで。