2011年10月31日月曜日

積み重ねた上での結果

http://www.ldschurch.jp/index.​php/2011-01-17-05-53-00/179-20​11-01-17-05-48-02/960-1 受け継ぎ・伝統なるものは、積み重ねた上での結果。 丸みを帯びた石を1つずつ上に積み上げていくように、 普通にやったらとても不安定なものなのかもしれない。 でも、そこを懸命に必死になってやり通すときに、 受け継ぎ・伝統と呼べるような形にやっていくんだろう。

2011年10月23日日曜日

死を看取る





さて、とうとうローマ人の歴史も終焉へ。
文庫本で43巻、たしか単行本で13巻、
千年余りに渡る1つの国の始まりから終わりへ。

「人気の高い流行作家に、出版社は、通史の執筆を依頼しない。なにしろ誕生から死までを書くのが通史だから、長い間には勢いの良い時代もあれば悪い時代もある。ところが、勢いが衰えた時代では読者も読みたがらない傾向があり、結果として売れ行きが落ちる、ということになりかねないからである。
 幸か不幸か一度として人気の高い流行作家になったことのない塩野七生という作家に対しては、出版社も、何を書こうが長く書こうが、地図などたくさん載せるために価格が高くなろうが、一切関与しなかった。そこそこの売れ行きだろうと思っているから、口を出してこなかっただけである。・・・・・
 これからあなたが読むのは、情けない時代のローマ人の物語である。それでも放り出さないで読んでくれたとき、あなたは初めてローマ人の死を看取った、ということができます。」(42巻 カバーの金貨について)

扉書きからの長い引用だったが、とてもこの文章が好きになってしまった。
本の流れから見ると、すでにローマ人の国と言える西ローマ帝国は42巻で滅亡を迎えてしまい、
現在は敗戦処理とも呼べないような、淡々としたその後の地中海世界を読んでいる。

人の人生を考えても、何かを最後までやり抜くこと、潔い死を迎えること、その死や終わりを周りが受け入れることは、想像以上に難しいことが結構ある。
こういう作品を通して、心構えと精一杯生きる勢いを得たいものだ。

2011年10月18日火曜日

やっと引いてきた痛み

いやーひさしぶりの更新。
いやーこの1週間、口内炎との闘いだった。
今回のは長引いて、そして大きくて、最高に痛かった。
食べるのも、歯を磨くのも。
まず熱い汁ものは速攻で痛みが襲ってくる。
歯ブラシの毛先が思わず触れると激痛。
外からでもまったくわからない、独りの闘い。
大げさすぎるけど、何とか終わりそうで、
いやー食べ物がおいしい!

ちなみに口内炎を英語ではstomatitisというらしい。
でもこれは医学用語。
What do you say more usually for "stomatitis"?

2011年10月6日木曜日

目に見えないものの存在


管仲〈上〉〈下〉 (文春文庫) 宮城谷 昌光

・・・もっとおどろいたのは、屈強な男どもに打たれている管仲から光輝が放たれ、その光輝が強くなればなるほど、あたりの人々が暗さをましたことである。
――――――天は、やはり、ある。
巣画は生まれてはじめて天意を感じた。どれほど視ようとしてもみえない天の力を、強烈に感じた・・・。
「この世には、人が定めた位階と天が定めた位階が重なりあっており、なにかの拍子に、天が定めた位階がみえるのではないか」(〈下〉108頁


山岡荘八さんの『吉田松陰』を読んだ時に、「やっぱり天はあるな」と感じた。
確かに目に見えないものは存在する。
それがどこから来るのかはわからない。
上の方から降ってくるものもあるかもしれない。
ひょっとしたら、自分を取り巻いているものかもしれない。

空気なんてものは、いつも身の回りにあるんだろうけど、無色無臭だし。
身体の臓器の名前とだいたいのある場所は知っていても、
実際に見たことのある人は医者以外、日常的にはいない。
でも、それぞれ目に見えないものの恩恵で我々は生きている。

(いや、この本の感想はこんなだったか。。。?)

山岡荘八『吉田松陰』

子は親の鏡

とも言われ、「親の悪いところほど、子はよく似る」とも言われる。

最近、とみに感じる。
上の子に「おいおいおい」と言いたくなるところは、
自分にも「おいおいおい」とつっこんで、直さないとなと普段思っているところ。

これを「鏡の法則」と教えてくれている。
人はだれでも周りの人と影響し合って生きている。
いいことも、悪いことも。
他の人の目につくこと、鼻につくこと、耳につくことは、
実は自分の性質・行動の反映だったりすることが多い。

だから、まず指摘すべきは他人の欠点ではなく、正すべきは自分の短所。
厳しい現実。。。

2011年10月3日月曜日

飲むヨーグルト

これってファミマしか売ってない??
いわゆる飲むプレーンヨーグルト、しかも無糖。でも生乳の甘み・旨味がしっかりする。
小岩井乳業、すばらしい仕事!

2011年10月1日土曜日

木の生命力


もちろん、こんなに立派なものではないけど、
我が家の前所有者が植えたであろう樫の木の根っこ1本を今日抜いた。

幹や枝はずっと前にすでに切ってしまっていて、
切り株だけが放置されていた。それでも決して木は死なず。
最近庭に物置を設置しようという話になり、
あの切り株の2本分くらいを抜いたところがちょうどいいんじゃないということで、
余計な費用をかけないために、じゃあ自分で抜くよということに。


作業を始めて、気づいたことは、
根の1本1本が、あまりにも複雑にあっちこっちに向かって伸びていたこと。

木は生命を維持することにここまで熱心なのか。
どんな事態にもあらゆる場所から養分と水分をかき集めれるように。
執着というには、とても邪念の入る余地はなさそう。
ただ純粋に命を長らえ、伸長するための生命力。

作業しながら考えすぎか。。。
いやほんとに根の太さと絡まり具合に、1本抜くのに2時間以上かかってしまった。
明日、もう1本!