2008年3月4日火曜日

捕鯨

瓶を投げるシーシェパードのメンバー
3月3日21時54分配信
時事通信
日本の捕鯨調査船「日新丸」に刺激臭のある液体の入った瓶を投げ付ける捕鯨に反対する米環境保護団体シーシェパードのメンバー。これにより、乗組員と海上保安官計3人が軽症を負った(南極海)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080303-00000027-jijp-soci.view-000

ちょうど最近読んだ、司馬遼太郎『竜馬がゆく(1)』文春文庫のくだりに、
 「ペリーの艦隊が浦賀にきた真相は、ずっとのちになって竜馬はイギリス人グラバーからきいたものだが、もとはといえば鯨がめあてだったらしい。
 そのころまでの英米の捕鯨船団は大西洋を漁場にしていたが、濫獲しすぎたためしだいに漁獲高がへってきた。
 ために、かれらは新漁場をもとめて冒険的な航海をしたが、やがて、太平洋、とくにその北部に鯨がおびただしく群棲していることを知った。
 ところが、港がない。」(p.123)。。。。。

 ここから鎖国していた日本に開国を迫る、という流れになる。
 
 人同士のやったことを人が判断する場合、善悪・是非を決めることはとても難しい。
 司馬さんの、または竜馬が聞いたことが真実だとしたら、欧米諸国にも日本にも乱獲をした過去は双方にあっただろし。
 鯨や自然の生態系保護を目的に、反対するための団体を組んで、ケガを負わせるような抗議をするのは、果たして完全な正義か?とも考えざるを得ない。

 少なくとも言えることは、人間なんだから理性で物事を判断したい、ということ。

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