2008年10月31日金曜日

神護寺



板彫弘法大師像、初めて一般公開 京都・神護寺

神護寺をいう名は、よーく考えてみると、
実に奇妙ではないか。

仏教の寺なのに、
神が護る、と書く。

日本のどこの街に行っても、
家に入っても、神棚があって、仏壇がある。
共存しているんだから、何にも不思議ではない、自然だ。
と思っている方が圧倒的か??

密教の寺として、
この寺を最終的に手にしたのは、弘法大師 空海。
彼は山の中の自然、
つまりは、神が棲んでいるとして神聖な場所としていた山をとても好きで、
神々ととても仲がよかったんだそうな。

そして、流れとしてはひと世代前の最澄から始まるが、
仏教の寺の名前には、必ずといってよいほど、
そして、きわめて形式的に「○○山」という山号なるものが付くようになった。

梅原孟氏から学んだ。

2008年10月23日木曜日

内村鑑三"Representative Men of Japan"(代表的日本人)



本当は全部英語の方で読み通そうと思ったんだけど、
二宮金次郎の途中までで、
あとはズルして日本語に流れていきました。

でも、これは日本人として読んでおくリストに入るね。
もちろん内村さんは、外国に向けて発表する目的だったからこそ、
英語で書いているわけだけど、
日本人だから、こういう人がいて、こういう歴史があってというのを、
必ずしも全部知っているわけじゃないから。

実際、二宮金次郎なんて、そっちこっちの小学校に立っている像の人
というイメージしかなくて、
じゃあなんで、何をしたから、ああして像になっているか、
恥ずかしながら知識がなかった。


内村鑑三という人も興味出てきた。
『基督者の告白』だっけ?
あれ読んで、無教会派のクリスチャンだって知った。

この『代表的日本人』は、
キリスト教社会の人たち向けということがあってか、
彼の信条的になのか、
話の入りが、聖書の物語・考え方との関連付けから始まっている。
日本人でクリスチャンなら、とても刺激になることでしょう。

2008年10月21日火曜日

童門冬二 『小説上杉鷹山』 下


とりあえず"下"から入った。
なぜかというと、藤沢周平『漆の実のみのる国』が半ばで終わってしまっていたので、
その続きとして読めるかなと思って。

鷹山に関しては、もっと知りたいので、
あのJFKが読んでいたという
(現在の欧米人も読んでいるのかな?気になる)
日英対訳の内村鑑三"Representative Men of Japan(代表的日本人)"と格闘中。

その後で、"上"かな??

2008年10月8日水曜日

ぜったいムリ



まるでバベルの塔、高さ1000メートルを超える世界で最も高いビルが建造へ


高層階に住むことも、そんなところで働くことも、
ぜんぜんステータス感じないし、
何か地震とかあったときに、いろんな意味で怖いだけだから。

今住んでいる4階くらいでもう充分。
基本的にアナログで田舎の人間としては、階段が使える範囲で。

初めて働いたところが、
●ンシャイン60の20階くらいだったかな。
それなのに、200階って、
そんなのを建てられるんだ!と自慢する人の気持ちは、
ほんとにバベルの塔みたいで。。。

2008年10月5日日曜日

麻生さんと小沢さんと、選挙に関わる人たちへ贈る言葉

最近見つけた老子の言葉をお贈りします。

人を治め天に事(つか)うるは嗇(しょく)に若(し)くは莫し。夫(そ)れ唯嗇なり、是れを早く服すと謂う。早く服する之を重ねて徳を積むと謂う。重ねて徳を積めば、則ち克たざるは無し。(老子 下篇 第59章)

嗇はつまり吝嗇。
わかりやすく言えば、ケチ。

3億やら1億というお金を、選挙のために集めているようですが、
本当に入り用なものですか?

克つ、すなわち選挙に勝つために、
徳、つまり人として善い人格・行動を積み重ねていただきたい。

善い人格・行動とは、決して弱いということではない。
発揮して継続していくためには、とてつもない強さやいくらかの豊かさが必要です。
わたしは少なくともそう信じています。