とうとうここまで来た。
今年2011年の目標の1つ、『ローマ人の物語』の通読。
あと残すは最終巻となった。
いや、正直なところ、ここまでおもしろくて、タメになるとは。
高校の時、なぜあんなに世界史を嫌っていたのか不思議になるくらい。
(学校のやらされる勉強って他もダメなんだけど)
ローマ人の、国家を築き、苦境を乗り越えた数百年の努力と、
最後は国としてグダグダになって、持ち直すことのできず、
結局いちばんはずしちゃいけない部分を骨抜きにしてしまう考えと行動。
やっぱりね、政治の手段として、そして少し飛躍するけど、戦争の大義名分として、
宗教を持ち出すのは、長い目で見たら愚策としかいいようがない。
それによって、自分たちの信仰が広まると言って喜ぶ宗教側の人間も無意味。
そういった分析が、明快でおもしろい。塩野さん、さすがです。
あと1巻、文庫本では3冊『キリストの勝利』、楽しみだ。
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