2009年5月14日木曜日

批判の矛先

【お決まり批判も矛先一人に】


 イチローについてはさらに過激な意見もある。米大手ネットワークCBS(9日付)は、「マリナーズはイチローが打線にいない方がいいチームだ」などと報じた。


 今季マリナーズは開幕から6勝2敗で首位として好スタートを切ったが、胃潰瘍で出遅れたイチローが復帰してから10勝14敗と負け越している。例年だと5月には負けがこみ、球宴前に事実上のシーズンが終わる戦いを続けている。


 「イチローは大リーグの中でもケタ外れの選手だ。しかし、イチローが合流すると開幕後の戦いぶりがグチャグチャになった。若手が力を出せなくなり、投手たちにも影響が出ている。マリナーズは今季から勝利への工夫をしてきたが、イチローが戻った途端、すべて消失してしまった。イチローがシアトルに来てからチームがよかったのは最初の年だけだ」(CBS)


 この手の選手批判は近年、マリナーズが不調になる度にお決まりのように巻き起こっているものだが、年々その矛先はイチロー一人に向き始めている。今年こそは地元ファンを喜ばせる戦いをしないと、さらにその矛先は鋭さを増し、シアトルのスーパースターですらかわしきれなくなる可能性もある。



イチローかわいそうに。。。という感想はない。
プロスポーツに対するジャーナリストとファンの態度には、
かねがね問題ありだと思っている。

スポーツは、本当は自分で体を動かしてやるもの。
ただTVやスポーツ紙を通してだけ、あーでもない、こーでもない言って、
うさばらしをしている、「趣味:スポーツ観戦」は少しも生産性や成長がないなと思う。

実際、甲子園球場で阪神側のスタンドで、阪神VS巨人を見に行った時の、
観客の罵詈雑言には、本当にがっかりした。ただあの人たちは悪口を言いたいだけなんだ。

この記事に関しては、イチローは自分が目立っている(いろんな意味で)のはわかっているだろうし、
その結果としてこんな批判が出てくるのは当然としてるだろう。決して快くはないだろうが。

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