現在のサラリーマンは、江戸時代の武士階級にいろんな点で似ている。
1つは、消費するだけで、産み出すことをしない、ということ。
山本一力さんの『銀しゃり』236~7頁から
「わしら武家は、世のためになる物は、なにひとつ拵えてはおらぬ。ただただ飯を食らい、カネで物を購(あがな)うのみだ」
・・・・・
[神社と合わせて江戸の土地を8割近くも使っていた]武家は・・・・・なにひとつ物をつくり出してはいなかった。武家の様式を守りながら、ただ物を消費するだけである。気づいて行動に移しているサラリーマンだって結構いるだろうけど、
いろいろな会社員や、その奥さんに会って話してみると、
「消費だけで産み出してない」という印象を持ってしまう。
産み出せるように、自身を鍛えて磨いて、技術も身に付けていこう!
という思いだけはあるサラリーマンでした。
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