新しい家でインターネットがやっとつながった。
なので、正式に?このブログも再開です。
まとい大名 (文春文庫)
江戸の火事は名物にも数えられ、
それだけ頻繁で、町の家はほぼ100%木造のため延焼の規模が大きくなることも多かった。
消化の仕方も、燃やしたくない物に水をかけることもしたが、
広げないためには「破壊消化」、つまり火の広がる方向にある建物を壊して、
火の勢いを止めるという方法が取られた。
建物を壊さざるを得ない状況でも、
壊して欲しくないと訴える人が出てきたり、
本当にその家を壊さなければならなかったかと迷うことがあったり。
そこの人と人、火消し自身の心の葛藤が描かれている。
本当に必要なことって、
欲しくないものだったり、必要だと気づくのが難しかったり、
ということは往々にしてある。
そこの人の内側・外側の葛藤って、無くなるものではない。
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