<高野山真言宗>宗会を解散 宗務総長の不信任案可決
毎日新聞 2月27日(水)12時19分配信
空海(弘法大師)が開創した宗教法人の高野山真言宗(総本山・金剛峯寺、和歌山県高野町)で、宗団の資金運用を巡り約6億8000万円の損失が出ているとして、宗派の議会に当たる「宗会」が内閣に相当する「内局」のトップ、庄野光昭・宗務総長への不信任案を可決したことが分かった。庄野宗務総長は27日、宗会を解散した。不信任案可決や宗会解散は極めて異例で、宗団内の対立が深まっている。
森寛勝・財務部長によると、宗団は03年から資金運用を始め、現在約30億円を運用している。従来は30年満期など長期のものが多かったが、07年ごろから早期償還された資金の再運用で4~5年満期の短期商品を購入。そのうち、昨年までに満期になった短期商品の運用損が約6億8000万円になった。
ただ、森財務部長は「全体の運用損益では運用益が上回っている」と説明。運用収益は経営難の高野山大への助成や宗団の経常経費、社会福祉事業への助成などに使われている。
26日の宗会では、庄野宗務総長が「運用が思うにまかせず推移している」などと述べた。議員側は納得せず、不信任案を提出し、小差で可決された。宗会議員は全国10ブロックで選挙された27人と、宗務総長が任命する10人で構成。解散後50日以内に地方選出議員の選挙が行われる。【上鶴弘志】
6億8千万円の運用損というのがまずすごい。
まーそれがはっきりしただけ、会計という考えが宗教組織にも一応あるんだろう。
しかし運用するほどの資金を集める宗教団体というのは怖い気がする。
組織が大きくなってくれば、不動産を持ったり、それなりの必要性は出てくるんだろうけど、
ただ勧められるままにとか、運用したかったのでみたいな安易な考えでは、
そうとう変な雰囲気を醸し出すだろう。
そして、権力・政治の力が働くようになる。
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